コーチングのスキルを使って、生徒や部下に身につけてもらいたいことは
「人間として生きる力」です。
具体的に言えば、自らビジョンを描き、目標を設定し、
自分をモチベートする能力「目標設定能力」、
その目標達成のための問題を明確化し、知識、情報、他者の協力、そして自らの努力でもってそれを解決する能力「問題解決能力」、
自己を知り、自己を軌道修正、コントロールする能力「自己管理能力」の三つです。
教える、叱るといった行為は効果的ではありません。
相手が自ら「感じる」「考える」「行動する」体験が重要なのです。
そのためには、限りない愛情と信頼、そして時間が必要です。様々な教育の場において、一人ひとりに対してこれを実現することは容易ではありません。
容易ではありませんが不可欠なのです。
そこにコーチングというコミュニケーションスキルを教育者が学ぶ意義があるのです。